名寄市とは
北緯44度、東経142度に位置する名寄市は、北海道の多くの地名がそうであるように先住民族であるアイヌ民族のことば 「ナイオロプト」を語源にした地名です。 「川の合流するところ」という意味で、その名前が示すとおり国内第4位の長大河 「天塩(てしお)川」とその支流「名寄川」が合流する地点であったことに由来します。 明治33年(1900年)に山形県から来た38名の入植者によってこの地は切り開かれ、入植当時に建立された山形神社は100余年経った現在も存在し、38名の子孫を含む地元住民の手により受け継がれています。入植当時は、畑作や材木業を生業としておりましたが、その後、農業は稲作を中心に、また、道北地域の鉄道の要衝としての発展を遂げました。名寄市は昭和29年の智恵文村(現在の智恵文地区)との合併、平成18年の風連町(現在の風連地区)との合併を経て現在に至ります。
ひまわり畑
7月下旬~8月中旬頃、広大な土地に見渡す限りのひまわりが咲き誇ります。1897年に智恵文地区でひまわりの栽培を開始したのが名寄のひまわり畑の始まり。現在では名寄のあちこちでひまわりの畑が見られます。主なひまわり畑は北海道立サンピラーパークで、同会場は西田敏行氏が主演した2011年公開の映画「星守る犬」のロケ地にも使用され、現在は人気の観光地になっています。
もち米生産日本一
名寄市にある水田の約9割でもち米が作られています。その面積は札幌ドームおよそ568個分になる約3,138ヘクタール(平成27年度)。名寄産のもち米生産量が全体に占める割合は、なんと北海道で3分の1、全国では約10分の1を誇り、その品質も高く評価されていることから様々なもち製品に使用されています。 また、市内で開催される様々なイベントで、「もちまき」が行われています。300キロのもち米を使ったもちをまく様は圧巻で、日本一の産地ならではの光景です。
なよろもち大使
なよろ産業まつりのイベントのひとつ「もちつきチャンピオン決定戦」の優勝者は「なよろもち大使」として任命され、任命された大使はさまざまなイベントで、もちつきの極意を伝授してくれます。
雪質日本一
時に、気温が氷点下30℃にまで下がる極寒の地、なよろ。
この地であるがゆえの自然環境が生み出す雪質は、パウダースノー(粉雪)を超えるシルキースノー(絹のようにキメ細かい雪)と呼ばれており、「雪質日本一のまち」を宣言しています。
 
 
サンピラー現象
氷点下20℃以下にまでの冷え込みや、風のない早朝や夕暮れ時など、特別な条件下において、空気中の水蒸気が昇華し、キラキラ輝くダイヤモンドダストが生まれます。ダイヤモンドダストが太陽の光に反射した時、稀に幻想的なサンピラー(太陽柱)が姿を現します。※代表的な発生場所:ピヤシリスキー場、名母トンネル付近、日進橋
 
名寄ピヤシリスキー場

初級者から上級者まで幅広い層に楽しんでいただけるゲレンデとなっており、 4本のペアリフトと9本のバラエティに富んだコースで構成されています。ときに氷点下30℃にもなる厳しい自然環境だからこそ味わえる日本一の雪質をご堪能ください。※スキー、スノーボード、ウェアの有料レンタル有。

■住所/名寄市字日進
■TEL/01654-2-2131
名寄市ピヤシリシャンツェ
ノーマルヒル、ミディアムヒルを備えるスキージャンプ競技施設です。サマージャンプを含め全国規模の大会も開催されており、五輪メダリストも数多く出場します。
日本国内において最も早く公式戦(冬季大会)が開催される競技場です。
なよろ温泉サンピラー
スキー場に併設されている「なよろ温泉サンピラー」では、宿泊はもちろん、お食事や日帰り入浴も可能です。
なよろ市天文台「きたすばる」
なよろ市立天文台きたすばるは、名寄市中心部から車で15分程度とアクセスが良く、それでいて人工灯の影響が少ないので星を見るにはうってつけの環境にあり、天の川をはじめとした他ではなかなか見ることの出来ない暗い天体を見る事が出来ます。屋上観測室には口径50センチや40センチの望遠鏡をはじめ、複数台の望遠鏡を完備しています。
■住所/名寄市字日進157番地1
■TEL/01654-2-3956
■開館時間/夏期4月~10月 13:00~21:30 冬期11月~翌年3月 13:00~20:00
■休館日/毎週月曜日、年末年始
■入館料/一般410円 学生310円 65歳以上200円 高校生以下無料
■住所/名寄市字日進157番地1
■TEL/01654-2-3956
■開館時間/
夏期4月~10月 13:00~21:30  冬期11月~翌年3月 13:00~20:00
■休館日/毎週月曜日、年末年始
■入館料/
一般410円 学生310円 65歳以上200円 高校生以下無料
プラネタリウム
1日4回の投影では職員による星空解説のほか、全天周映像の投影を行っており、子どもから大人まで楽しめる内容となっています。通常投影のほかに、音楽イベントや講演会など幅広い活用ができるスペースです。
展示コーナー
展示コーナーには太陽系の大きさを実感できる展示パネルや、前身である木原天文台の創設者(故・木原秀雄氏)の礼文島日食の貴重な資料、その時使用された望遠鏡などを展示しております。また隕石のコ ーナーでは、国内外に落下した隕石を複数展示しているほか、実際に触る事の出来る隕石もあります。
名寄市北国博物館
「北国」をテーマにした博物館です。市民を中心に寄贈されたl 0万点にも及ぶ北国に関する暖房具、防寒具、スキーなど冬の生活道具を展示しているほか、本州とは異なる動植物の生態なども学ぶことができます。また、各種企画展や自然観察会、体験講座なども開催しており、地域の歴史や自然を学習、体験できる施設となっています。
※冬期間を除き 「キマロキ」実物の展示あり。その他、館内にも資料展示あり。
※力士「名寄岩」に関する資料展示あり。
■住所/名寄市字緑丘222
■TEL/01654-3-2575
■開館時間/9:00~17:00(入館は16:30まで)
■休館日/毎週月曜日、年末年始
■入館料/一般220円 65歳以上110円 高校生以下無料
■住所/名寄市字緑丘222
■TEL/01654-3-2575
■開館時間/9:00~17:00(入館は16:30まで)
■休館日/毎週月曜日、年末年始
■入館料/
一般220円 65歳以上110円 高校生以下無料
 
SL排雪列車キマロキ
全国で名寄市にしか現存しないSL排雪列車「キマロキ」。名前の由来はその編成にあり、 「キ(機関車)、マ(マックレー車)、口(ロータリ ー車)、キ(機関車)」の順に連結された排雪用編成列車の頭文字をとって名付けられています。 「キマロキ」はボランティアを中心としたスタッフによって手入れされ、現在も旧名寄本線の線路上に展示されています。冬期間は劣化を防ぐため保護されており、その雄姿を望むことはできませんが、雪のない時期には宗谷本線を走る列車の窓からも「キマロキ」の、その今にも走り出しそうな雄姿を望むことができます。
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